もしも 優しさを君が感じてくれたなら
あなたの心に 優しさが芽生えたなら
それは…誰かのために使ってほしい
もしも僕が あなたの心に
やさしさの種を ほんの一粒でも
たった一つでも種を残すことができたなら
それを 誰かのために埋めてほしい
たった一つの種から
沢山の優しさが 実りますように
たった一つの種から生まれた ひとにぎりの優しさを
みんなのために まいてみて
“種は まいてこそ”
溢れるこの涙も
種を育てる雫となるならば
辛い事など 何もないよ
カーテンを開けたら
朝日を胸いっぱいに吸い込んで
目を覚まそう
悲しい夢は もう終わる
うなされていた夜の淵から 陽は昇る
強く しっかりと歩き出せるはず
もしも君が 優しさを感じてくれたなら
僕の心は旅立ち 新しい喜びを知るだろう
溢れるこの涙さえも
種を育てる 一滴の雫となるのならば
辛い事など 何もないから
2000/11/21
種

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