笑う君の顔は どこか遠く
心だけ流れそう
苦いコーヒーに眉をしかめ
ミルクと砂糖に手を伸ばす
優しさにも似たまどろみを
かきまわすだけの仕草
タイクツが嫌い 何もかもがイヤ
そして 僕らは背中合わせ
ただ 踏み出せないだけの日々が
続いていたから
愛なんかどこにあってもいい
それが 何と呼ばれようと
僕が感じた 君のぬくもりは
最後の涙の あたたかさ
好きでもない人からの 愛してるを喜ぶなんて
ただのコレクションみたい
ぬいぐるみに囲まれて 話してるの
遠い国の 知らない物語
そして 逃げた
すべてに耳をふさいで 背を向けました
ただ だらだらと
日々は 続いていただけだったから
愛なんか どこにあろうとかまわない
それを 何と呼ぼうとも
僕が感じた 君のぬくもりは
少し 悲しい加減だった
そして 君は何も望まない
僕は 息をひそめる
どっちが先に出て行くのだろう
その時がきても きっとあなたは綺麗なまま
愛なんて どこにあってもいい
それが 何と言われようと
僕が感じた 君のぬくもりは
あなたの 涙のあたたかさ
2000/11/30 発表
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僕が、最後に感じた君のぬくもりは
君からこぼれる涙の温度だった。
それは、すぐに冷たくなった。
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