
鎖につなぐわけでもなく
手錠をするわけでもなく
檻に入れるわけでもない
鍵を閉めるわけでもなく
おもりをぶら下げるわけでもなく
はりつけるわけでもない
優しくはさんでくれ
君の優しさで
冬のお布団のように
離れたくなくなるように
包んでくれ
君のぬくもりで
夏の扇風機のように
ずっとその顔の先にいたい
君がどこを向いても、見つめられていたい
春には桜散るトンネルを抜けて
手をつないで笑顔で走り去ろう
風のように
秋には紅葉のように
その手を広げて僕を離さないで
ギュッてしていて
ハンバーガーみたいに優しく
ハンバーガーみたいにおいしく
愛される存在にして
僕を食べ尽くして
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